[>>108昔から、笑っているエレオノーレが好きだった。いつから、だったろう。あれほど好きで大切だったはずのそれが、遠いものに感じるようになったのは。彼女の笑顔を素直に受け取れなくなったのは。あのひとがいなくなってからか、それともそれより前からか。試練を前にしたような>>107>>108先程とは対照的な笑顔と零れるような笑い声。それになんだかほっとする。抱き寄せて口づければ、返ってくる唇に愛おしさを感じる。]