人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


ウルケル海軍少尉 シュテルン

[精神的な均衡を欠いている状態での操縦は、いつもよりも乱れている。
それでも離脱が叶ったのは、向こうも迷いを抱えていたから、と言えるだろう。

もっとも、青年にはそれと認識する余裕はないのだけれど]

 ……っく……なんなん、です、か。

[どうにか震えの取れてきた手で、操縦桿を握り直す。
今は、味方との合流を優先しなくては、と。
それだけを念じて、空を駆けた。*]

(115) 2015/11/06(Fri) 22:02:29

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