人狼物語−薔薇の下国

297 吸血鬼の脱出ゲーム


絵本作家 ローレル

[目を開けてみます。
そこは、死んだかと思った温泉、まさにその場所でした。

さらには、不思議なことに気付きました。
おなかに開いたはずの穴が、ふさがっているのです。
身体から力が少し抜けて、疲れている感じこそ残ってはいましたが、もう、痛みは感じませんでした。
服は血にまみれて破れていて、残酷なのかセクシーなのか分からない、とローレルは場違いにも思いました。

もしかして、です。

このお城では、怪我がすぐに治ってしまうのでしょうか?]

――じゃあ、

[腕を怪我したおじさんも、怪我が治っているかもしれません!
ふらふらと、ローレルはおじさんの方へ近付いてゆきました。]

(115) 2015/02/01(Sun) 02:49:54

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby