[そうして顔を上げれば、王子をまっすぐ見つめる。]ならば、王子よ。王都の玉座に座する姿を、この私めにお見せくださいませ。それこそが何よりの報い。その時まで…… いえ、親衛隊である限りは、遵守いたします。 ―――王子の剣として。