[さて。
その後申し出た手伝いは、一応の「用心棒としての一時的な雇用」
という形で整えられ>>81、それならばと頷いた。
報酬が出ると聞けば、やはり慄いて膝から崩れ落ちそうには
なったが、それを拒めばサシャに何かしらの問題が降りかかると
断れなくなった。
今回の件で出会った人々はきっと神だ。
バルの頭の中ではそう結論付けられる事で全て片付いた。]
「半壊で済んだ機体のパイロット」は、そうか……
なら、良かった……のかなぁ。
[じゃあ、半壊で済んでいないパイロットは皆?
脱出が間に合った者も居ようが、多くは―――。]