── 街中 ──まあ、ホンマ。平和が一番やで。[勇猛果敢な第一王子の前線好きに、故郷を思い出してそう呟く。広場では、吟遊詩人>>20が唄を奏で民衆の慰めをしていたか。]どこや言うてたかなあ。[半ば脅すように、聞きだした菓子屋は城下でも有名な場所なのだとか。もう中央地区に就いて長いがいまだに城下の土地勘は明るくなく。ふむ、と立ち止まって、尋ね易そうな影を探すこととした**]