[咳が収まる前、白い何かが視界の端で動いていた。それがなんであったのかは分からないが、やっと落ち着いて顔を上げればリヒャルトでいいと軽く言われ>>102]
…。
[リヒャルト中佐。という呼び方は、何かが違う気がしなくもない。うん。名簿を調べた時に彼の名前もきちんと覚えておこう]
あ、えーと。調べたいことがあって。今夜この艦の乗組員の名簿をお借りしたいんです。持ち出したりはしませんから。
[そう言って、これは案外聞きようによっては自分が不審人物のようだと気付き、慌てて名乗る]
っ、失礼しました!僕…私は、主計科所属、ウェルシュ=フィッシャーといいます!
嫌な噂を聞いて…単なる噂だとは思うのですが、一応乗組員の身元の確認をと…
[ぐだぐだな返答になった]