お、美味しいでありますか?!
[ つい声が大きくなった。]
そ、それは…
[ 姫巫女至上主義の国粋主義者。そんな話を聞いていたので、異国の菓子というだけでも拒絶されるのではないかという内心の予想をひっくり返すどころか、笑顔まで作って見せたこと>>110に驚愕する。]
あ、え、その…
あ…
[ 全くの想定外に脆い弱点が祟り、言葉に詰まる。できた事といえば]
せ、摂政様の御相伴に預る訳には…
[ 美味しければ全てお納め下さいとばかりに、そのまま是非と、進呈の素振りを見せるが重ねて薦められれば、断らない覚悟を決めた。
すっかり仮初の仮面は剥がれていたので、彼の奇襲としては成功していた。]