[カークの事に触れることはなかった。慰めなど届くまい。散会した後、彼が"公国側"へと向かったらしいことは、准将が彼を拾い上げた場所から想像がつく。 できることとできないことの区別は、ついていた。 足は用意したが。 ――……彼があそこに留まるなら、それも仕方ないと]