人狼物語−薔薇の下国

420 グロリアス・マギカ・グラマーティオ-スブ・ロサIII


富豪の娘 ドロシー

(旧ロー・シェン邸か……。
 わたしは家からちょっと離れてたから来る機会はなかったけど、何度かここに来たことあるって子は居たなぁ。
 わたしも一度観光に行ってみたいって思ってたけど……こんな形で来るなんて思ってなかったよ。)

『すごく近くもうんと離れてもない場所って、同じ市内でも案外行かないもんだからねー。
 そんで、ここに来たことある子って?』

(うん……さっちゃんって子なんだけどね。
 小学生の低学年の頃とか、よく遊んでた。
 今の暮らしになってからは……あまり喋らなくなっちゃったけど、でもあの子だけは、わたしのこと最後まで“しぃちゃん”って呼んでた。)

『仲が良かったんだ。』

(そうだね、ともだち……かな。
 ……今どうしてるかなぁ。)

[思い返すは、ここと馴染みのあるらしい“ともだち”。
 10歳になってからは自分から遠ざけてきた>>15存在を、友と呼んでいいのかわからず、曖昧な表現になったけれど。

 少しだけ中の様子を見てみようかと、ベンチを立って一階廊下北西の扉へ足を向けた**]

(114) 2016/03/31(Thu) 08:56:06

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