[そもそも、一緒に京都の町を歩けるかもわからない。そう自分に言い聞かせていたのだが。だからこそ、万里の言葉がより嬉しくもあった。] うん。 万里くんと一緒なら、楽しいに決まってる。[自分の言葉がどことなく気恥ずかしくもあり、僅かに赤らんだ顔を窓の方へと向けた。**]