[アースガルドの中流階級に生まれた少女。
金色の髪と菫色の瞳は、母親譲り。
父親は、生まれる前に亡くなりましたが、
優しい母親が大好きでした。
母親は『ギムレーの子守歌』という絵本を書いた、
童話作家で。
名を、エミリア・フリッグ・ヴォルヴァといい、
娘をとても愛して育てました。
『ギムレーの子守歌』の読み聞かせ用の音声データと
裏表紙の挿入歌の歌は、娘である少女、【ルージュ】の”声”で
録音されました。
それが、その後、失語症になる彼女の、
この世に唯一残る、たった一つの”声“です。]