── オクタヴィアスへの誘い ──[ICレコーダーからは未だに過去の録音が流れている。気怠げにため息をつき、仲間たちの方へと向き直った]──全く皆、非道いよね?好きだと言ってくれたって、本当に本当の想い人は別にいるんだよ。[「悪い男だ」なんて揶揄するオズワルドに肩を竦めて見せ]どちらかといえば、僕が弄ばれた側だと思うんだけどな。[くすくすと笑いながらオクタヴィアスの持つ革の手帳に視線を移して。ゆるく息を吐きながら、ゆっくりと瞬きをする]