[金色の光の大半がフィオンの身体へと吸い込まれていき、地下1Fが薄暗さを取り戻しつつあった事。彼に付き添っていたエマが何かが笑うような気配を感じて顔を上げた。]『へっ…その顔が見たかったんだ。ざまーみろ、セルウィン。』[息子の嫌そうな顔に大変満足したように呟いて。光の最後の一滴は、フィオンの胸の中へと吸い込まれていく。ねずみは所在なさげに胸の周りをちょろちょろと歩き周り、きぃ、と一声鳴いた**]