― 帰路 ―[ それは、境界線の小川へ帰り着く少し前。小川の向こうを騎竜の上から偵察した男は、予想通りの光景を見て、やれやれと頭を掻いた。 ]陛下、川向こうに騎馬が五騎、北部師団の連中です。...当然ながら先頭は師団長ですが...五騎に抑えただけマシですね。[ 苦笑交じりに、王に報告し、次いでダーフィトにも声をかける。 ]