― 水軍旗艦『八幡』・甲板 ―
水先案内を頼まれては、手抜かりするわけにはいきませんね。
[一族の矜持をくすぐる言葉>>108に、自ずと胸中は奮い立つ]
眼を斬るというのなら……後頭部辺りを着地点にしましょう。
奴とて口の真後ろには噛みつけないだろうし、潜水の動きが鈍っている今なら十分狙えるはずだ。
[突然暴れ出すなどの不安材料はあるが、その辺りは好機とフィオンの身体能力を信じるしかない]
あとは……向こうに意識が逸らされているならなおいいが。
[向こうからは光の鎖を補強する術>>96や、動きを制限するかのような砲撃>>97が加えられていた。
少し力を借りて連携することは可能だろう]