[くるりと右手首を回し、何もない場所からカードを一枚出現させる]
あまり多用は出来ませんが……ま、何とかなるでしょう。
[カードの背に左手を置き、解放の魔力を注ぎ込む。
カードの表面が膨れ飛び出してきたのは、数枚の円形の鏡だった]
全て返して差し上げますよ。
[物理であれ、魔法であれ、攻撃を反射させてしまう魔境の量産品。
回数制限を越えると割れてしまうものであるが、防御に使えるだけでなく、味方の攻撃を反射して奇襲をかけられる優れものだ。
複数を利用し跳弾させ、攻撃方向を悟らせない、といった使い方も出来る。
その魔境を魔力で繰り、魔神の攻撃を跳ね返したり、こちらの攻撃に一手間加えて当ててやろうと目論んでいた**]