それ…………その、太刀…………。[紫紺の柄糸が巻かれた太刀。知ってる。知ってるのに、それが何だかわからない。ただ、ひとつわかるのは、目の前に立つ人物とは違うひとが持っていたはず、という事だけで] なんで、それ…………。[それがここにあるのか、と。言いかけた言葉の続きは、きょろりと動いた"目"の干渉が押し込めた]