―翌朝・洞窟前―んん…。はっ。あたしってば――[陽光が差し込めば、女は一度寝返りを打った後にがばりと起き上がった。途中で起きて火の番でもしようと考えていたが、起きる事はなく。神の妃の歌声のお蔭か、寝起きの頭はすっきりとしていた。泉の水で顔を洗い、身支度を整えれば準備は万端。]