人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


聖将軍 ソマリ

 君には持つ者としての義務がある。
 それを果たす前に、俺も潰える訳にはいかない。

 君は、いずれ、朝を呼ぶ光になる。
 その為に、茨だろうと、魔物だろうと、打ち払う。

[ユーリエに囁き、剣を支えに自重を揺らす。
金色の髪が零れて、頬を撫でた。

彼女は己と同じ、高貴なる義務を持つ存在。
だが、恐怖に竦む少女に、脆弱を晒したままなど、
騎士の、男のすることではない。]

 ―――そう生まれ、俺が選んだ。
 この身、我が生、サイキカルの血はそう在るのだ。

(113) 2014/02/20(Thu) 19:29:14

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