おや、アイリさんはこの宝石がお気に召さなかったかな。
[困ったなあとばかりに、肩を竦めてみせたが。
内心では焦りが生まれていた。なぜ、受け取らない?
己の甘いマスクに自信はあった。
イミテーションを見破られたのか、まさか]
そんな表情をさせるつもりはなかったんだけれどね。すまない。
[内面はピンと張りつめた緊張が支配していたが。
表情はあくまでも紳士的な宝石商のまま。
困惑の表情を浮かべるアイリ>>107に視線を合わせて。
さてパチリとウインクのひとつでも飛ばしてみようか]
せっかくの贈り物だ。
私の体面を保つためにも、受け取ってもらえると嬉しいかな。
[それでも宝石を受け取ってもらえないなら、引き下がるつもりで]