あ、はい。行きます![ヤコブに声をかけられれば、シモンとゲルトに軽く頭を下げ>>97その場を後にする。荷車で籠を受け取ると、大事そうに抱えて頷いた。] はい、確かにお預かりしました。 オットーさんに渡しておきますね。[籠についてもわかりましたと返事をして、次の配達先へと向かうヤコブを見送る。] 僕もこれを届けて……それから……。[シモンの言葉を思い出し>>111久しぶりに図書館でも顔を出してみようかなどと考えながら、宿を出て歩き始めるのだった。]