莫迦な彼は、あろうことか贈り物に自分の心を石に託して>>5:224彼女の兄に渡そうとしたんだよ。莫迦だよねえ。どうしようもなく逢いたいと願っていたのに、自分の認識が歪められてしまうことが怖かったんだね。再会を望むだけならば彼の彼女への密かな想いが変わることはなかったけど、逢ってしまえば「傷つけてもいい人間だ」と脳の認識が置き換わってしまうことが怖かったんだね。