[あまりに馴染んだ昔の雰囲気に、思わず無意識に日常を求めようとした思考を頭を振って散らす。
そんなものは、安全になってから、考えればいいのだ、と。
そして、ソマリにセルウィンのこと、そして知っていたら教えてとツェーザルのことも尋ねる。]
そうだったの。
アレクシスもここに来たわよ?
肥料を持っていったけれど……ソマリ払いで。
ガルーへの対応策の一環に使うって言っていたけれど……
セルウィンもなくなった今じゃ、分かる人もいなさそうね。
セルウィン……自室に帰るっていってたけれど、
あの子、その途中に襲われたのかしら?
ツェーザルは……誰に聞いても良く分からないっていうのよね。
[セルウィンと、どこで話したのか、何を話したのかなどを、ソマリに負担にならぬよう聞いてゆく。
ツェーザルの一件は、……ただただ疑念を深める結果になってしまったが。
マーティンには会えたのかという問い>>68には、ぐっと眉間にしわが寄る。
うっすらと笑って逝ったマーティン>>4:291が、脳裏をよぎり、思わず唇をかみしめた。]