[まだ何か言い忘れている事があった気もするが、まぁいいか、とストローを引き抜いたグラスの中身を飲み干した。伝うグラスの外側の結露が、手を、喉を濡らしたけれど気にも留めずに一気に煽り――……――ぼふんと虹色に煌めく煙を纏って、その姿は小さな黒猫へと変わった。大きなあくびと伸びをして、その場にくるりと丸くなった@2]