あー……くそ、しくった。 ……なあ、人食うのは俺を最後にしとけ。 クソ不味くて、もう食べる気無くすだろうよ。[言いつつも、まだジムゾンが食事をしない選択を選ぶことを期待している。そうなれば泣くまで殴りつけてやるつもりだが、無理な話だろう。ごとりと銃が手から落ちる。] ジムゾン、俺がいない寂しさで、泣くなよ。[ここまできたら、諦めの境地とでも言うべきか。それとも、やっと傷や過去の苦しみから解放されるという気分か。抗う術をなくした男は、ジムゾンに食われるのを待った。**]