[急速に力が抜けていき意識が遠のく
自分の名前を呼びながら傷口に手を当ててる彼女>>107]
無事……だ…っ………た…か…?
[どの体でそれをいうのか。とでもいう言葉をとぎれとぎれに口にして、手当をするシルキーの手に手を重ねようとして、空を切る]
飯も、食って……筋肉も………鍛えてる……んだ。
[テンパってるシルキーに大丈夫だ。とでもいうように、手に触れようとして空をきった先にあるシルキーのほほを軽くなでる。
蔦は、まだ動かせるか。治療するための種は――うっすらとした意識でどうするかを考えたところで、力が抜けたように、シルキーを撫でていた手が落ちて、瞼が閉じそうになったところで、子守歌のように届く>>106癒しの歌]