―回想:前日:城下―
ゾネスあってのラメールです。私は何よりこの国が大事だと思ってます。
・・・・心配なさらずとも、アレクシス参謀総長がいる限りは私も勝手が致しません。
この街に蔓延る噂も、真実をきっと見つけてくれると信じております故、それがどちらであれ私はその発表を待つつもりでいます。
[それだけの覚悟はしている。リヒャルトのこともあり、その発表には素直に従う気でいたのだ]
しかし・・・万が一ですが・・・
お言葉ですが、もしもがあったならばそれは国家の危機と考えます。
混乱はますます広がり後継者どころでは無くなるでしょう。
軍を使うよりほかに混乱を鎮める方法などないのではないでしょうか・・・。
まあ心配はないと思いますが・・・・・・。
[どうして釘を刺されるかアイリはわからなかった、そう易々とアレクシスも死ぬわけがない。すべてそれで終わると考えていたから。
その夜、私はリーゼロッテに噂の話の続きを伺い思ったよりも酷い広がりに驚くわけだが・・。*]