人狼物語−薔薇の下国

65 ルー・ガルー OROCHI


草原の民 アイリ

[風の声に耳を傾ける事を忘れるな――と、
父から継ぎまた自らも口にする一族の常に、
弦が緩む事も鏃の先が逸れる事はなかった。

己が友を信じ、気配を頼りに、
迷わず嵐へ放った矢は、だがやや遅い。

すぐさま咥えていた矢を手に、ナイフの代わりに穿とうとするが
汗落ちるほどの熱の中、冷たい刃が降りてくるのを感じた*]

(112) 2013/09/25(Wed) 21:30:07

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