人狼物語−薔薇の下国

208 守護天使は暗闘する


天使長 シルキー

[シグルドがここにいたということも、記憶を失くした彼女は当然知らない。
おまけに目も見えず、故に彼がいなくなったこと>>105にも気付けなかった]

 に、逃げるって……――きゃっ!?

[いきなり逃げろと言われても>>110、目が見えないのだからどこをどう行けばいいか分からない。
戸惑い躊躇していると、腕を引かれ>>110されるがままに霧の中から連れ出される。
普段の彼女ならこんな状況であっても抵抗をしそうなものだが、それもなく。]

 あ……あの、貴女は…?

[やがて霧から逃げ終えると、呆気にとられながらもそう尋ねる。
知らない気配だ。天使長でも天使でもない。
主に招かれる人間というものをまだ知らない彼女は、少しの恐怖を抱えていた。]

(112) 2014/06/22(Sun) 14:51:17

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