[ドアのノブを回すのも面倒だとタックルでこじ開けて中へと男は突入する。
強化された筋肉の塊はドアを吹き飛ばすように押し開き、素早く中の状況を把握した。
同じく助けに来たのであろう青年>>106と、助けを呼んだらしい少女>>108]
我輩が助けに来たのである!
安心するといい!
[そう言ってファイティングポーズを、少女の周りの人形へと向ける。
ちなみに男の今の姿はジーンズ一枚の筋骨隆々の大男。顔は甲冑型のマスクで覆われており、唯一見える口元は子供を安心させるために笑みを――実際には失敗して割と獰猛にも見える笑みを浮かべた暑苦しい筋肉である。
もしかしたら、ディアボロス以外にも恐怖心とかその他諸々植え付けてしまうかもしれない。
さて今どんな状況だろうか]*