人狼物語−薔薇の下国

381 四君子繚乱


柊の氷華 ジークムント

 ――しかし、何故そのようなことを気にする?
 己の身ではなく、世界への影響――などと。

[今まさに凍えんとする身で、気にするようなことではなかろう、と。
 両足を張ってたち、こちらを薄目に睨む少女を見下ろす]

 正義感か、或いは打算か――
 いずれにせよ、小賢しき思考など無用よ。

[氷華は少女の首元向け、右手を伸ばす。
 少女の背後に当たる位置には、背丈を優に超える高さの樹氷。
 それへ向け押し付けるように前進すると同時、風の唸る音と共に、視界を閉ざすほどの猛吹雪が二人の周囲を包んだ*]

(112) 2015/10/03(Sat) 21:33:00

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