[パメラが向ける、リゼットの身を気遣う眼差しと言葉>>110けれど――] わたしなら……大丈夫、ですから。 やりたいことを、優先して下さい。[どんな形であれ、誰かの足手まといになることを恐れていたから。少女にしては珍しく、強い意志を込めて応えた] ……では、先にみなさんのところに行きます。 パメラさんも、気をつけて、下さいね。 [保護者からしてみれば、苦笑せざるを得ない言葉を向けて。念のため、身の回りの必要品を肩掛けの鞄に詰め終えると、雪道を宿屋へと歩き出した**]