[中庭を歩く姿。
緑にも薔薇の色にも染まらない銀髪の青年の姿を目にすれば>>106]
あれ? クレス?
おーい、どこ行くの?
[どこかへ向かう途中らしい彼に手を振り。
彼の元にはまだ伝達用のイド>>92は届いてなかっただろう。
こちらに来いと手招いて、それに応じた彼を椅子に座った侭見上げ]
後で中庭でティータイムしようって話してたの。
お前も来るでしょ?
[王子に対しての反抗心を隠さない愚痴は長年聞いてこそいるが、
仕事に関しては真面目くさった取組をしている事も知っている。
初めこそ同じように王子に対し怒りや無情を感じていたが、
彼のように生真面目で無かった性分は幸いか不幸か。
同じ同期でもここまで違うのかと笑ったのは誰だったっけ――]