[訓練メニューの話に返るそれぞれの声。その中に、僅かに気負う声>106が混ざった。そう言えば、ミヒャエルとその相棒たる竜との間には、どこかぎこちないものがあったか、と思い出す。彼の兄と比較している、と言うことまでは気付けないが、そこに潜む焦りは感じ取れた]…何事も地道に。一つ一つ自分に合ったやり方を探して進めていくのが良いよ。[焦るな、と言っても簡単には切り替えられないだろう。だからその言葉は言わずに、別の言葉に変換して言葉を紡ぐ]騎竜《あいぼう》の言葉に耳を傾けながら、ね。[二人で乗り越えるんだ、と言うように*]