人狼物語−薔薇の下国

525 ルー・ガルー戦記 11 〜カーマルグ半島帰属戦〜


王国軍部隊長 セルウィン

― 回想 ―

["ヘイエキ"の話は、セルウィンが幼い頃から随分と聞かされてきた。
 大人になってすぐ位に参加すること。貴族でも例外はないこと。
 ――でも、兄の参加は出来そうにないこと]

[兄は生まれつき足が不自由だった。
 杖がなければ長時間立ち続けることも難しく、武器を持って戦うなどとても考えられない。
 兵役は当然免除となるだろう。
 正当な理由ではあるのだが、ただ、問題は貴族としての体面だった。
 身分を問わぬ義務から免れることが、口さがない貴族らの間でどのような目で見られるか]

(112) 2019/11/01(Fri) 00:17:40

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