― スラム街 ―[自分にとっても予想外の事態が招いた驚き>>109に気付いている余裕はなく。裏返った声>>111に逆にこっちが驚いて、飴色の瞳が瞬いた。それでも、そちらへ向かう頃には対する女性は落ち着いたように見えて]丁度よかった、って……。もしかしなくても、おねーさんも、ここから出られなくなってるクチ?[こて、と首を傾げながら問いかける。色々予想外が続いたためか、いつの間にか見事な黒耀石色の尻尾が覗いている事への自覚はない。*]