― 最愛の娘へ ―
あらあら。
[頭を撫でているとパメラが抱きついてくる。しばらく黙ったままその体をしっかりと抱きとめていたが、やがてゆっくりと口を開いた。]
そうね、これでお父さん一人になっちゃたわね。だから私と一緒に行きましょう、そして”ごめんなさい”しましょうね。
[”父親が悲しむ”、恐らくパメラが後悔しているであろうことを否定しない。その代わり、優しく穏やかな口調で続けるのだった。]
だけど、もしパメラがこのままたった独りで暗いところへ行っちゃったら、おとうさんもっとずっと悲しいと思うわ。
あなたが恩返ししたい>>0:194、笑って欲しい>>0:194と願って、今までお手伝いした村の人たちも、今のパメラを見たら、心配するだろうし。
……それに。
[母親はパメラの顔をじっと見つめながら説得を重ねる。]