[小さく上がる声>>109に微かに笑む気配。漏らされた声聞きながらの吸血は味わいを深くした。滋養となる血を得てそれが身体へと染み渡れば負った怪我はみるみるうちに塞がり再生する。名高きシュトラウス家令嬢の血子のそれは想像以上にジークムントに力を与えてくれたよう。そっと顔をあげるが髪に触れるシメオンの手が解けるまでは距離は変わらず] ……シメオン、ありがとう。 たすかった、けど、……平気か?[感謝と体調を案じる言葉を掛けてその顔を覗く。]