神父様は駄目ですよ。助かりたいなら、殺すべき人じゃありません。さっき(>>107)説明したでしょう?
だから、私が逝きますよ。
それに、無駄に疑う人もいますし。
[ちらりとアルビンを見て、そうして小さく苦笑した。
違うと喉から血が出る程叫び、信じて貰えなかったあの日々と別れ。
ようやく得た安穏とした日々に慣れた女には、これ以上の疑惑の眼差しは耐える事が難しかった。
それに、一人余所者が消えれば村の者達にも、自分達が直面している現実が理解出来るだろう。
きっとその時には、また新たな犠牲者が出ているだろうが]