― 街中 ― エルナさん……。[リヒャルトと同行していたエルナの方も、こちらに気付いたらしい>>105。 案ずる声>>107に深い安堵を感じつつ] あの、気分とか体調は大丈夫なんです。 休ませてくれるのは、すごく嬉しいんです、けど――[気が抜けたせいだろうか、突然こみ上げるものがあって声を詰まらせる。 ぐずっとしゃくり上げる音は向こうにも聞こえてしまっただろうか]