[それに、もしもだ。冷徹だと部下たちが報告してきたその将が、あの日、王子にくっついていたあの男がだ。確認もせず、ただ民を排除したのだったら?] どうもあの若造の隣には、 俺たちの側に立つべき人間がもうひとりいたらしいな。[事実がどちらかは知らない。ただ、そうであれば面白いことだと。]