っ...!ジル殿!気をつけろ!
[ 王の方へ向けてのブレスは放てない。
このままでは、真っ向から対峙するのは、王を守る彼女のはず、と、男は、せめても、と、クロスボウを構えながら、警告の声を上げた。
しかし、その声が届くより早く、大地が唸り、岩が競り上がって巨大な盾の役を果たす。>>109 ]
承知!
[ その術の冴えに感嘆する間もなく、聞こえたジルの声に>>110諾の返答を投げて矢を放つ。
巨躯に対して、通常の矢がどれほど効くものか、不安はあったものの、目線より上を飛び回りながらの背後からの攻撃だ、足を鈍らせるか気を逸らす程度の役には立つだろう。** ]