― 平原 ― ……ん。 森、抜けた……か。[まばらになった木立を抜けた先。目に入ったのは、緩く広がる平原] ……いや、まて。 ここの広さって、どーなってんだ?[外周の森も結構歩いた気がするが、目の前に広がる平原も、かなりの面積で] ……外見と中身が一致してない……ってとこか、これ。 厄介だな……。[小さく呟きつつ、周囲を見回す。一見すると無防備だが、左の手は『龍爪』の柄をしっかり、握っていた。*]