人狼物語−薔薇の下国

381 四君子繚乱


柊の氷華 ジークムント

[領域内部。
 無造作に雪原へ下ろした少女は、座り込みしばし咳き込む。
 膝までしか長さのない、この世界の基準で見れば随分と丈のみじかな服装で、それでも寒さ堪え少女は立ち上がった>>93]

 その通りだ。
 案ぜずとも、隷属し従華となれば、この地も楽園に感じられよう。

[その他多くの生命にとってそうではないことは、寒々しき光景を見れば感じ取れるだろう。
 動植物だけではない、氷雪に属さぬ多くの精霊たちですら、氷華の領域たるこの地を厭い、近付こうとはしなかった]

 そなたたちの世界……?
 はて、どうであるかな。
 そもそも、時の流れが異なる故、影響が出てもそれと知る術がないのだ。

[従華の出身がまちまちならば、仮にこちらの影響が出るとして、その時代もまちまちということになろう。
 故に、その問いには明確な否定は返さず]

(111) 2015/10/03(Sat) 21:32:10

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