これは御丁寧に、よろしくお願いします。
部屋割りは、この館があまりに立派だったんで撮っていた間にね。
ああ、向こうは海でしたね。綺麗だろうなぁ……。
[資料の地図を思い返し、南側は海に面していたと首肯した。>>76
朝焼け、夕焼けに断崖を望む風景は美しいだろうと思いを馳せる。
島や契約が物騒であれ、逃走が必要な危機の予感は持ち合わせていない。]
私は残っていた琴平の部屋を。
余り物とはいえ、窓のすぐ傍に桜があって気に入りました。
葉桜ですがまだまだ綺麗なもんです。
[真逆に位置する私自身の部屋を彼女に教え、
葉桜を見たければいつでもどうぞと気安く告げた。]