[設営先を探す為に島へと視線を巡らせる。
程良く見通しが立ち、何かあれば森へと逃げ込める場所―。
島を歩いていくうちに先に設営されているテントが目に止まれば、確かに他にも訓練生が来ているようだ。
ふと、とある場所を見つければ、野営の荷物を手にそちらへと赴く。
この辺りでいいだろう。
荷を降ろすと、黙々と設営の準備を始めたが]
……さて、設営はともかく、…自炊も、か……。
[テントを設営していく手は決して緩まないものの、自炊に関しては些か胸を張れるようなものではない。
あくまで最低限の知識なら、あるが……。]
…最悪、缶詰だな。
[ほつりと呟きを漏らせば、自身の言葉に納得するように頷いた。*]