人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


貴族 ソマリ

― 領地出立前 ―

[高く嘶くのは貴族の為に調教された白の駿馬。
整然と並ぶ百五十の兵。男の私兵は勇猛には多少欠けるが、規律は厳格に遵守させていた。

そろそろ出立するのが良い頃合だ。
巫女姫率いる親征軍は、陸路でオプティモ近郊を横断した後、ナミュールの南北を繋ぐデ・モールを抜けるとその進軍経路を想定する。
今立てば、速ければオプティモ。最悪近郊を抜けた先で、デ・モール入りの前には合流出来ると計算していた。

白馬に跨りいざ往かんとした折、先の部下が静かに駆け寄る。
他の命令はまだ遂行するに早すぎる。何が起きたとその報告に耳を向けると]

(111) 2015/03/06(Fri) 21:34:38

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby