― 回想/辰砂王宮 ―護衛官 弐の太刀、シロウ・フドウモリ御前にて参上仕りました。火急の用件とお聞きしました故、装束の非礼をお許しいただきたい。[騎竜師としての素質を持つ、とある弟子への稽古付けの中呼び出された男は、女王の前で膝をつき、正式な礼を取ると、事の経緯>>26>>27に眉根を寄せた。]