[>>98―――逃げるぞ!着いてこいよ!その声にはっと我に返る。生贄が選ばれる瞬間を、僕は見ていなかった。けれど、そうか。僕は……失敗したんだ。僕が裏切ったことは、サバト中の誰もが知っている。ここにはもう、居場所なんてないんだ。]……なら、いっそのこと、ここで…。[それでも、どうせ死ぬくらいなら。希望である彼らを守って逝きたい。そう思って、最後の力で巨大な氷の壁を築くと>>33、その場に倒れ伏した。]*